検索ギャラリーウインドウと呼ばれる特殊な保存済みギャラリーウインドウによって、あらかじめ選択された検索条件を使って保存済みギャラリーウインドウを自動的に開くことができます。 検索ギャラリーウインドウには特定のレコードセットは含まれておらず、ギャラリーウインドウを開いたときに実行される保存済み検索条件が関連付けられています。 検索ギャラリーウインドウを作成するためのオプションは、「ギャラリーウインドウのカスタマイズ」ダイアログボックスの「保存したオプション」タブで選択できます。
この強力な機能により、すでに保存してあるギャラリーウインドウを開いた後に追加したレコードのうち、指定した検索条件に一致するものを自動的に検索および選択できます。 検索ギャラリーウインドウはレコードが変わるたびに変更するため、特定の検索条件を標準の保存済みギャラリーウインドウとして保存して、その内容を保持するといいでしょう。
検索ギャラリーウインドウを設定する方法
ギャラリーウインドウを開きます。
検索ギャラリーウインドウを開くたびに使いたい検索条件を使って、保存する検索方法を作成します。
「表示」メニューから「ギャラリーウインドウのカスタマイズ...」を選択します。 または、ツールバーの「カスタマイズ」ボタンをクリックします。
「ギャラリーウインドウのカスタマイズ」ダイアログボックスが表示されます。
「保存したオプション」を選択します。
「ギャラリーウインドウ内を検索」で「開いたときに検索方法を読み込む」を選択します。
使用したい保存済み検索方法をポップアップメニューから選択します。
オプション: 「ギャラリーウインドウのカスタマイズ」ダイアログボックスの他のオプションを使って、ギャラリーウインドウを希望どおりに設定します。
ギャラリーウインドウのカスタマイズが完了したら「OK」をクリックします。
現在表示しているギャラリーウインドウに戻ります。
ギャラリーウインドウに任意の名前を付けて保存します。
検索ギャラリーウインドウを開くたびに、手順6で指定した保存済み検索条件に従ってレコードが検索および選択されます。
検索ギャラリーウインドウを開く方法: 検索ギャラリーウインドウを設定して保存したら、保存済みギャラリーウインドウの場合と同様にそれを選択し、開いて表示します。
保存した検索ギャラリーウインドウを変更する前に(手動でレコードを追加する場合など)、そのギャラリーウインドウを今後どのように使用するかを十分に考える必要があります。 ほとんどの場合、検索ギャラリーウインドウは特定の条件に一致するレコードを検索するために、何度も検索条件を変えて使用されるため、保存した検索ギャラリーウインドウを誤って上書きしないように注意する必要があります。 これは、検索ギャラリーウインドウを誤って標準の保存済みギャラリーウインドウとして上書きしてしまうのを防ぐためです。
例
検索方法を作成および保存しました。
この例では、キーワードが「子供」であるアイテムを検索するための条件を作成しました。 この条件を使って保存済み検索方法を作成し、「子供」という名前を付けました。
次に、この保存済み検索方法を使って検索ギャラリーウインドウを設定しました。
次に、この保存済み検索方法を「検索」ダイアログボックスの「検索方法」リスト(あるいは、ツールバーまたは「検索方法」パレット)で選択して実行しました。
この例では、保存済み検索方法の条件に一致する3つのアイテムが見つかり、表示されました。
注意: 検索ギャラリーウインドウを保存すると、次回ギャラリーウインドウを開いたときに保存済み検索方法が自動的に実行されます。
ギャラリーウインドウのアイテムを追加、削除、または変更する場合、このギャラリーウインドウは保存済み検索ギャラリーウインドウではなくなるため、ギャラリーウインドウが閉じられると警告が表示されます。
この例では、別のカタログのアイテムを検索ギャラリーウインドウに手動で追加しました。
4番目のアイテムは見つかったセットに属さず、ギャラリーウインドウ名(「子供」)の後ろにはアスタリスク(*)が付けられます。 これは、ギャラリーウインドウの内容が変更されたことを意味します。
変更した検索ギャラリーウインドウを保存しようとすると、警告が表示されます。
これは、検索ギャラリーウインドウを誤って標準の保存済みギャラリーウインドウとして上書きしてしまうのを防ぐためです。
キャンセル: ギャラリーウインドウに戻ります。
別名で保存: 保存した検索方法を使って検索および表示されたアイテムだけではなく、特定のレコードセットを表す新しい保存済みギャラリーウインドウを作成できます。
保存しない: 変更を破棄してギャラリーウインドウを閉じます。